2003年12月16日(火) 12時09分
防音工事希望者の名簿流出 沖縄の財団法人支所から(共同通信)
米軍基地周辺で発生する航空機騒音の軽減策として、国が民家に実施する住宅防音工事について、工事を希望した家主の名簿が、事務手続きを行う財団法人「防衛施設周辺整備協会沖縄支所」から施工業者らに流出していたことが16日、分かった。
流出したのは、沖縄県沖縄市、宜野湾市の約240人分とみられ、住所、氏名、電話番号などが記載されていた。工事は家主側が業者を決め、費用全額の補助を国から受けるシステムで、業者側にとっては希望者名簿を利用して営業活動ができるメリットがあった。
一部の業者から那覇防衛施設局に5月末「住宅防音工事希望者の名簿が関係業者に流出している」との情報が寄せられ、協会の内部調査の結果、5月上旬に流出していたことが分かった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031216-00000096-kyodo-soci