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三菱ふそうトラック・バスのバスが、違法改造の車載無線機とみられる強い電波で、急制動時のロック防止機構(ABS)が誤作動し、追突事故を2件起こしていることが分かった。同社は安全上、改善が必要だとして無償で回収・修理する改善対策を15日、国土交通省に届け出た。
対策の対象は「ふそうエアロスター」など2車種計2243台(88年10月〜93年4月製造)。
同社によると、昨年4月に東京都杉並区の首都高速下り線で、同11月には豊島区の首都高速高松出口で、いずれもバスのブレーキが利かなくなって前方の車に追突。4月の事故では計7人がむち打ちなどのけがを、11月の事故では1人が骨折し、1人が軽傷を負った。
同社が調べたところ、電波法の上限の7000〜1万倍に出力を上げた無線機の電波を受けると、バスのABS制御機器が「車輪がロックした」と判断し、ブレーキの利きが悪くなることが分かった。
総務省によると、大型トラックなどでは、遠隔地と交信するため無線機に増幅器を取り付け、電波法違反で摘発されるケースがあるという。
(12/16 00:12)