2003年12月16日(火) 00時00分
ドコモ、AOL提携解消へ 会員数伸びず出資引き揚げ (東京新聞)
NTTドコモは15日、インターネット接続サービス会社ドコモAOL(東京)への出資を引き揚げ、米アメリカ・オンライン(AOL)との資本提携を解消する方向で最終調整に入った。年内にも決定する。
ドコモが保有するドコモAOL株43・2%は、AOL側が買い取る方向で調整しているが、提携を解消してもネット接続サービスはこれまでどおり継続される見込み。
ドコモはAOLとの提携で、携帯電話のiモードとパソコンのネット接続サービスの融合を目指したが、ドコモAOLは独自のネット閲覧ソフトにこだわって現在主流のブロードバンド(高速大容量)通信サービスの提供開始が遅れ、他社との競争激化で会員数が伸び悩んだ。携帯と有線のメールを連携させるサービスも人気を呼ばず、携帯事業との相乗効果は見込みにくいと判断。今後は第3世代携帯電話「FOMA」などに経営資源を集中する構えだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20031216/fls_____detail__007.shtml