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弁護側は肝臓の病気の手術、治療を理由に拘置の執行停止を申し立て、東京地裁は同日、これを認めた。執行停止期間は16日から1週間程度で、武井被告は16日に釈放され、収監されるまでに手術、治療を受けるとみられる。
武井被告は起訴事実を全面的に認めているという。警視庁捜査二課は別のジャーナリストの盗聴についても、武井被告が指示を出していたとして、年内に立件する方針。
関係者によると、武井被告はもともと12月中に手術を受ける予定だったが、2日に逮捕された。東京地裁は手術の必要性や緊急性を検討して拘置の執行停止を認めたとみられる。
武井被告の拘置期限は24日だったが東京地検はこうした動きに合わせて15日に起訴した。
起訴状によると、武井被告は元渉外担当の中川一博容疑者(42)らに指示をして2000年12月から01年2月にかけ、東京都世田谷区に住んでいたフリージャーナリスト、山岡俊介さん(44)の自宅の電話回線に盗聴器を仕掛けて、通話内容を録音した。
山岡さんは「2000年11月ごろに武富士の株価が急落し、武富士は(自分の)記事が仕手筋の意図を反映していると推測し、盗聴したのではないか」としていた。
武井被告は逮捕後「かかわっていない」と否認していたが、その後、武富士役員や別のジャーナリストら計12人への盗聴について「すべて自分の指示だった」と認め、8日に会長と取締役を辞任した。