2003年12月15日(月) 21時00分
武富士盗聴事件、武井元会長を起訴(日経新聞)
武富士による盗聴事件で東京地検は15日、自社に批判的な記事を執筆したジャーナリストの自宅を盗聴したとして、電気通信事業法違反(盗聴)の罪で元同社会長、武井保雄容疑者(73)=拘置中=を起訴した。同被告は起訴事実を認めているという。同被告は同日、病気の治療を理由に拘置執行停止を申請して許可され、16日にも一時釈放される。
武井被告は起訴事実とは別に、別のジャーナリストへの盗聴を指示したことも既に認めており、警視庁捜査二課は同容疑で同被告を立件する方針。起訴状によると、武井被告は2000年12月から2001年2月の間、元同社課長、中川一博容疑者(43)に指示、ジャーナリスト(44)の東京都世田谷区の自宅(当時)の電話を盗聴させた。武井被告については14日に10日間の拘置延長が認められたが、16日にも拘置執行が停止される見通しとなったため、東京地検は起訴手続きを早めた。(21:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031215AT1G1504215122003.html