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消費者金融「武富士」前会長の武井保雄容疑者(73)=電気通信事業法違反の罪で15日に起訴=が警視庁の調べに対し、ジャーナリスト高尾昌司さん(57)の盗聴についても関与を認める供述をしていることがわかった。警視庁は近く電気通信事業法違反容疑で立件する。
高尾さんの通話盗聴は01年1月〜2月に実行したとされる。当時専務だった前会長の長男をめぐり「株取引で多額の損をした」との情報があり、高尾さんがこれを取材していると思い込んで、動向を探る目的で東京・新橋の事務所に盗聴器を仕掛けたという。
この事件について武井前会長は、同社元課長の中川一博容疑者(42)=電気通信事業法違反容疑で再逮捕=の名を挙げて「盗聴するよう指示した」と供述しているという。
また武井前会長は、高尾さんを含むジャーナリスト3人や武富士社員ら9人の計12人、のべ13件の盗聴についても関与を認める供述をしているという。13件のうち11件はすでに公訴時効(3年)が成立しているか証拠が乏しく、立件の対象にはならない。
(12/15 21:48)