2003年12月15日(月) 18時12分
違法電波でブレーキに障害 「ふそうエアロスター」(共同通信)
「三菱ふそうトラック・バス」(東京)のバス「ふそうエアロスター」など2車種で、トラックなどに積んだ無線機による違法な高出力電波を受けると、ブレーキが利きにくくなるトラブルが起きていたことが15日、同社の調べで分かった。都内では昨年、人身事故が2件発生している。
報告を受けた国土交通省リコール対策室は「違法電波が悲惨な事故を引き起こす恐れがある」と警告している。三菱ふそうは約2200台のブレーキ部品を無料で交換する改善対策を同省に届けた。
国交省によると、事故は昨年4月と11月、いずれも首都高速道路の出口付近で発生。4月は、バスを含む4台の玉突き事故で、バスの乗客1人と、巻き込まれた車の6人の計7人が軽いけがをした。11月は、バスが車に追突し乗客1人が骨折、車の1人が軽傷。バスのブレーキが突然、利きにくくなったのが原因だった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031215-00000172-kyodo-soci