2003年12月15日(月) 18時25分
NTT東日本、光ファイバーで排除勧告の応諾拒否(日経新聞)
光ファイバー回線事業を巡り新規参入を妨害したとして独占禁止法違反(私的独占)で排除勧告を受けたNTT東日本は15日、勧告内容を不服として応諾しないことを決め公正取引委員会に通知した。公取委は今後、裁判の一審に相当する審判を開始するかどうか判断する。
排除勧告によると、NTT東日本は光ファイバー接続サービス「Bフレッツ」について、新サービスと称して戸建て向け月額料金を不当に引き下げ、他の通信事業者の新規参入を妨害したとされる。応諾拒否の理由としてNTT東日本は、光ファイバー回線事業には電力会社なども参入済みで市場は独占状態にないと強調。他の通信事業者への回線貸出サービスでは従来方式と割安な新方式の両方から選択できるようにしており、参入妨害はなかったとしている。新サービスの内容が従来方式と同じとの指摘についても「総務省の行政指導を受け順次新方式への切り替えを進めており、勧告は二重規制に当たる」などと反発している。(18:25)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031215AT1G1502S15122003.html