2003年12月15日(月) 19時00分
ハンセン病元患者、アイスター社長に謝罪を求め抗議(日経新聞)
熊本県南小国町のホテルがハンセン病元患者の宿泊を拒否した問題で、全国ハンセン病療養所入所者協議会が15日、ホテルを経営するアイスター(東京)を訪れ、江口忠雄社長に「いささかの反省もない」と謝罪を求めて抗議した。
応対した江口社長は同日も「心労をかけた」と再三頭を下げたが、対応に誤りがあったとは認めず、謝罪ではなく「おわび」とした。同社は元患者への認識不足を認めながらも「宿泊拒否はホテル業として当然の判断」との見解を示していた。
神美知宏・協議会事務局長らは「認識不足と言いながら、宿泊拒否を間違いと認めないのは論理矛盾だ」と厳しく批判。ホームページ上で「宿泊拒否は当然」との見解を記した部分を削除するよう求めたが、江口社長は「検討したい」と述べるにとどまった。〔共同〕(19:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031215AT3K1503O15122003.html