2003年12月14日(日) 00時00分

性風俗から子ども保護 安城で「守る会」が歓楽街パトロール （東京新聞）

　歓楽街の様相を見せつつある安城市のＪＲ安城駅周辺の街づくりを考える「性風俗から子供とまちを守る会」の準備会発足式が十二日夜、市民会館であり、街頭パトロールも行われた。

　準備会には市民グループ「安城まちづくり市民会議」のメンバーを中心に地元議員、町内会や商店主、教師、女性グループのメンバーら約七十人が出席した。発起人代表の三浦進さんは「街の環境に取り組まなければならない事態になった」とあいさつ。大見正県議が「子どもたちが安心して歩けない街ではいけない。声を出し、行動していこう」と呼び掛けると、出席者からは「皆で歩きながら考えていこう」といった意見が出た。

　その後、「地域安全パトロール」と書かれたたすきと棒状の合図灯を持ち、一斉パトロールに出発。風俗店のある通りを全員で歩きながら、違法駐車などの実態も確認した。

　準備会はこの日を皮切りに、毎週金曜夜に繁華街のパトロール実施を決定。風俗店を撤退させた全国の取り組みを調べるなどしながら、運動を広げていき、来年に市民集会を開いて「守る会」を発足させる計画。行政、警察とも連携しながら、風俗店への申し入れなども視野に入れていく。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20031214/lcl_____ach_____004.shtml