2003年12月13日(土) 20時21分
未承認の医薬品製造 容疑で鳥取市の健康食品製造会社を立ち入り検査−−県 /鳥取(毎日新聞)
県は12日、未承認の医薬品を無許可で製造していたとして、鳥取市上味野、健康食品製造会社ファイナール(森下辰夫社長)を薬事法違反の疑いで立ち入り検査し、製造自粛を指導した。
問題となったのは、福岡県久留米市の輸入業者から受託製造したダイエット健康食品「美的身源」。福岡県の検査で試供品から「シブトラミン」、製品からも別の未承認の医薬成分がそれぞれ検出された。ジブトラミンは、肥満症の治療に効能があるものの、血圧や心拍数の増加や頭痛、便秘などが起きるという。
県によると、輸入業者が中国から輸入した生薬原料を元に今年5月から12月10日まで製造した。「美的身源」は納豆菌などを原材料として表示、700粒(1粒300ミリグラム)2万790円で久留米の販売会社がインターネットで売っていた。
県内では、製品による健康被害は報告されていない。 【桜井由紀治】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031213-00000005-mai-l31