2003年12月13日(土) 00時00分
防犯カメラの情報漏らすと処罰対象(朝日新聞・)
■片町と金沢工大の防犯カメラ、15日に運用開始
■県警が要綱まとめる 金沢市の繁華街・片町地区と野々市町の金沢工大周辺への導入が進む防犯カメラの運用が、15日から始められることになった。12日の県議会文教公安委員会で報告された。県警は同日までに運用要綱をまとめ、その中で、警察官がカメラの映像から得た情報を外部に漏らした場合、地方公務員法に基づいて処罰することを決めた。
同法は地方公務員が職務上知り得た秘密を漏らすことを禁じ、罰則として1年以下の懲役か3万円以下の罰金を定めている。要綱は、県公安委員会が定めた防犯カメラの運用規定に基づいて作られた。規定は、プライバシーなど国民の権利を不当に侵害しないこと、映像の利用は必要最小限の範囲にすることなどを明記している。要綱により、カメラが設置される地区には、各所に「防犯カメラ稼働中」と書かれたステッカーが掲示される。運用状況は半年ごとに県警ホームページなどを通じて公表される。
片町地区のカメラは計45台。モニターが金沢中署に置かれ、犯罪の通報があった時や夜間などの犯罪多発時、イベント開催時などに監視される。金沢工大周辺には8台が導入され、モニターは松任署野々市交番に置かれる。映像は24時間録画され、1週間保存された後に上書き消去されるが、証拠として必要な場合は保管される。
(12/13)
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news02.asp?kiji=6202
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