2003年12月13日(土) 06時05分
宿泊拒否問題 県が黒川温泉組合に経緯説明(熊本日日新聞)
阿蘇郡南小国町の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」が国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園(菊池郡合志町)の入所者の宿泊を拒否した問題で、県の中村義彦健康福祉部長らが十二日、同ホテルを除名した黒川温泉観光旅館協同組合(小林茂喜組合長)を訪れ、これまでの経緯などを説明した。
潮谷義子知事の代理で訪れた中村部長は「ホテル名を公表したのは人権問題であり、うやむやに出来なかったため。組合への影響は最小限にしたかった」などと説明。「問題に真摯(しんし)に取り組まれた組合に県の考えを直接、伝えたかった」と話した。
今後については、人権啓発と黒川温泉のイメージ回復に向けて県や町、組合が連携して取り組むことなどを話し合った。菊池恵楓園との交流などを考えているという。
小林組合長は「今日の説明で納得できた」と話していた。
http://kumanichi.com/news/local/main/200312/20031213000046.htm