2003年12月12日(金) 00時00分
ネット料金架空請求(朝日新聞・)
利用していないインターネットの有料サイト料金の支払いを求める架空請求が増えている問題で、新手の手口が出てきた。はがきを開かないと読めないシール状のものにしたものだ。プライバシー保護のため、銀行や官庁の重要な通知などでよく使われるはがきのタイプで、正規の請求のように見せかけるねらいとみられている。県消費生活センターなどが注意を呼びかけている。
シール状のはがきについては、県消費生活センターと11市の消費生活センターには9日からの3日間で、計60件の相談が寄せられている。相談者は20代が中心だが、中には10代もいた。
はがきは「未払いの料金について15日以内に連絡、支払いがなければ強制執行手続きに踏み切る」との内容。支払わなければ「今後不利な扱いを受けることになる」「回収員が自宅まで行き、接見や会話ができなければ勤め先や親族への未払い記録の情報開示などをする」などとしている。
60件は文面がいずれも同じで、差出人となっている神戸市内の有限会社や管理番号、24万8800円という請求金額も同じという。
同センターによると、架空請求の相談では、「家族が内証で使ったのではないか」と相互不信に陥ったケースもあったという。「身に覚えのない請求は無視し、連絡もしないように」と注意を促している。同センターの相談窓口は027・254・3000。
(12/12)
http://mytown.asahi.com/gunma/news02.asp?kiji=3256
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