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当初は外資系保険会社中心に販売されていたが、2001年に全面解禁されて以降、国内の大手保険会社も参入に本腰を入れ始めた。生命保険会社、損害保険会社ともに主力保険の販売が低迷する中で、「市場拡大の余地が大きい」(三井住友海上火災保険)とされる第三分野の新商品を相次いで販売している。
【仕組みを逆転】
日本生命保険が6月に発売した「新・生きるチカラ スカイプラン」は医療終身保険を柱に、死亡保障などを「特約」で付けている。これまで生保の主力商品だった「死亡保障型」が特約で入院保障などを付けていた仕組みを逆転した形だ。
30歳男性の保険料は月額1万3500円余。仮に10年目の更新時に死亡保障や3大疾病(がん、急性心筋こうそく、脳卒中)の特約を更新しなければ、月々の保険料をほぼ3分の1に減らすことも可能で、子どもが独立した節目などに見直すのも手だ。
生命保険の死亡保障金は「いつかは必ず支払われる」ことから保険料は結構高く設定される。それに比べ入院・通院した場合に限り保障する医療保険は、比較的安い掛け金で済む。保障内容も個人のニーズに合わせてかなり自由に選べる商品が多い。
【損保も終身型】
もともと掛け捨て方式が中心で、比較的安い商品が多い損保業界にも、終身保障型の医療保険が登場した。三井住友海上火災保険が11月から発売した新医療保険「VIV(ヴィヴ)終身」は、加入時点から「一生涯の医療補償」を提供するのがうたい文句だ。
シンプルプランは月額約5000円(30歳男性)で、入院保険金が1日1万円、手術が必要な場合は手術の種類に応じて入院保険金の10倍から40倍まで払われる。30年間無事故だと60歳以降の保険料が30%安くなるなど健康なほど得する特約もある。
保険は生保が扱う第1分野と、損保が扱う第2分野に分けられ、どちらにも属さない医療保険など第3分野が1996年の日米保険協議で一部解禁された。
ZAKZAK 2003/12/12
http://www.zakzak.co.jp/society/top/t-2003_12/1t2003121222.html