2003年12月12日(金) 19時41分
新手口のおれおれ詐欺、逮捕の6人を追及−−他の3件にも関与か /山梨(毎日新聞)
「おれおれ詐欺」の新手口で、家族を監禁したように装って電話をかけ現金を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕された石本直也容疑者(22)ら6人(少年1人含む)が、11月中旬以降に起きた別の3件に関与していた疑いの強いことが11日、大月署などの合同捜査本部の調べで分かった。
6人は、11月17日、大月市内の男性(60)宅に電話をかけ、男性の息子を監禁していると脅迫。現金120万円を振り込ませ、脅し取ったとして逮捕された。その後の調べで、▽11月17日に韮崎市内で起きた恐喝事件(被害額84万円)▽同19日の大和村内での恐喝事件(同175万5000円)▽12月2日の大月市内での詐欺事件(同298万円)——の3件について、犯行に使われた携帯電話の番号と、6人から押収した携帯電話の番号が一致した。捜査本部は、県内で確認されている136件(未遂含む)の大半に6人が関与しているとみており、厳しく追及している。
一方、6人のうち、石本容疑者が全体的な犯行計画を練るなどの中心的役割を果たしていたことが判明。別の4人が息子・孫の役と脅し役に分かれ、2人1組で電話をかけていた。残る1人は現金の引き出し役だった。【藤沢宏幸、宇都宮裕一】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031212-00000004-mai-l19