2003年12月12日(金) 08時27分
公立校のスカーフ禁止提言 仏大統領17日に最終方針(共同通信)
【パリ11日共同】フランスの大統領諮問委員会は11日、イスラム教徒の女子生徒、学生が公立校でスカーフを着用することを法律で禁止するようシラク大統領に提言した。
11月に国民議会(下院)情報小委員会も同様に提言していた。大統領は17日、最終方針を発表する予定だ。
公立校でのスカーフ着用が「公教育の場に宗教を持ち込まない」との原則に反するとして社会問題化。諮問委は「小中高校で宗教または政治的な標章の着用を禁じる法律を制定するよう」求めた。また、ユダヤ教の帽子ヤムルカやキリスト教の十字架も禁ずるよう勧告している。
政府内には「規則や通達で対応できる」(サルコジ内相)「法律で強制的に解決することはできない」(ラファラン首相)などと、立法化への反対や慎重論がある。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031212-00000035-kyodo-int