2003年12月12日(金) 02時04分
外国人数人を強制退去へ アルカイダ関係者の疑い(共同通信)
政府は11日、自衛隊のイラク派遣決定を受けて日本を標的にしたテロの危険性が高まった場合、国際テロ組織アルカイダなどとの関係が疑われる外国人数人を、国外に強制退去させる方針を固めた。複数の政府関係者が明らかにした。
自衛隊のイラク派遣をめぐってはアルカイダが2度にわたり日本攻撃を警告、先月末にはイラクで日本人外交官が殺害された。共同通信などの世論調査で内閣支持率が下落傾向を示し、派遣に慎重な判断を求める声が強まっている。
もし国内でテロが発生すれば、仮に被害が小さくても派遣が難しくなるだけでなく、小泉純一郎首相の政権運営にも大きな影響を及ぼす。このため「テロの芽は早めに摘むべきだ」(政府関係者)と判断した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031212-00000014-kyodo-pol