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文科省は「不況の影響で可能な部分は切り詰める家庭が増えた」とみている。
調査は隔年実施で、幼稚園から高校までの公・私立計950校の保護者2万1600人を対象とし、私立小は数が少ないため除外している。
年間の家庭教師費は小中高校の各段階で減少。2年前に比べ公立の小学生で19%、中学生で9%、高校生で11%減、私立も中学生が14%、高校生が2%下がった。
学習塾費は公立の幼稚園児が11%増、私立は44%増と「お受験」熱をうかがわせ、公立の小学生も16%増。中学生は公私立とも微減だったが、高校生は公立11%増、私立3%増となった。
ピアノやバレエなどの習い事や映画観賞といった芸術文化面の支出は公立の高校を除き軒並み減額。特に私立高生は49%減とほぼ半減、私立中学生も23%減った。
スポーツの練習や観戦などの支出は私立幼稚園を除き増えた。昨年の完全学校週5日制導入や、サッカーワールドカップの影響もありそうだ。
学校の費用を含めた年間学習費の総額は、公立の幼稚園が2%減の23万3000円、小学生が1%増の29万2000円。中学生は2%減の43万7000円、高校4%増の52万8000円だった。
私立は、幼稚園が5%増の51万9000円、中学が1%減の123万2000円、高校が1%減の103万1000円だった。
幼稚園(4歳児)から高校まで14年間をすべて公立にした場合の学習費総額は約511万円。幼稚園と中・高が私立だと1.9倍の約959万円になる。
ZAKZAK 2003/12/12