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北川さんがマスコミあてに書いた手紙。「亡命」理由が大きく変遷していた 手紙は5日、大阪府内の知人女性に封筒で届いた。マスコミあてのほか、この女性と知人のジャーナリストの計3通の手紙が同封され、同2日付の消印があった。
便箋(びんせん)3枚のマスコミあての手紙は、平壌市内のホテルで、11月25日に書いたとされる。8月24日、中国の鴨緑江に飛び込んで亡命した北川さんは「テレビを見たりして自由に過ごしておりますが、特に不便なこともなく、元気」という近況報告の後、「2004年2月には帰国できると聞きました」と記されている。
一方で、北川さんが、これまで送ってきた5通の手紙では「主体思想へのあこがれが、亡命の理由」としていたのに対し、今回の手紙では「公安調査庁にオウム真理教の内情を探るスパイを強要されていたこと」を明かし、「亡命の一番の理由は『公調』です」と、公調のスパイ役から逃れることが「亡命」理由だったとしている。
「亡命」理由の変遷について、現代コリア研究所の佐藤勝巳所長は「北は停滞気味の6カ国協議や拉致問題の交渉を有利に進めるため、拉致被害者の地村保志さんと寺越武志さんの子供の結婚話など様々な手で日本政府に揺さぶりをかけてきている。北川さんは当初厄介者だったが、公調のスパイだったことがわかり、利用価値を見いだし、外交カードとして使うようになったのではないか」と分析する。
ZAKZAK 2003/12/12