2003年12月12日(金) 00時00分

県施設の使用料値上げを可決 県議会総務・政策常任委 （東京新聞）

　県議会は十一日、各常任委員会を開いた。このうち総務・政策常任委員会では、九月議会から継続審議になっている県の施設の入館料や使用料、事務手数料を引き上げる条例改正案について、一部施設で障害者や小中学生の使用料を据え置き、ほかは原案通りとする修正案を委員全員が連名で提案し、可決した。本会議で可決されると来年四月一日から使用料が引き上げられることになる。

　主な施設の入館料の値上げは▽琵琶湖文化館　五十円増の三百円▽安土城考古博物館　五十円増の三百五十円▽醒井養鱒場　五十円増の三百五十円▽琵琶湖博物館　百円増の六百円▽陶芸の森陶芸館　五十円増の三百円（いずれも大人一人一回の料金）−など。

　県は昨年十二月に策定した財政構造改革プログラムに基づき、条例改正案を策定。しかし九月議会の同常任委では、委員から時間をかけて議論する必要性が叫ばれ継続審議となっていた。

　修正案では、障害者の長寿社会福祉センター（草津市）の福祉用具改造および製作手数料、びわ湖こどもの国（安曇川町）の身体障害者宿泊室使用料と小中学生使用料の三点を据え置くとした。

　このほか、県の施設使用料算定に当たっては、これまで加えていた減価償却費を除き、人件費と施設維持管理経費を基準にすることとした。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sga/20031212/lcl_____sga_____000.shtml