2003年12月11日(木) 00時00分
「都合の悪い選手」で移籍 入来が声明で巨人非難 (東京新聞)
日本ハムに移籍が決まった巨人の入来祐作投手が11日、代理人による契約更改交渉を求めたためにトレードに出されたと、巨人を非難する異例の抗議声明を出した。同投手はトレードそのものには従うとしている。
弁護士事務所を通じて出された声明文によれば、入来は8日、球団に対し代理人交渉をしたい意向を伝えた。それに対し、球団側は入来の代理人との接触を避け、電撃的にトレードを決めたという。
入来は声明で「球団側は、都合の悪い選手をトレードに出すという行為に出た。読売球団の行為、態度は、選手の正当な権利として認められている代理人制度を根幹から揺るがす」と巨人を批判した。
巨人は渡辺恒雄オーナーの意向もあって代理人交渉を認めていない。11月27日に代理人を伴って契約更改交渉に臨んだ上原投手についても、三山秀昭球団代表が「代理人交渉ではなかった」と表明して、代理人の弁護士から警告書を送られる事態になった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20031211/fls_____detail__060.shtml