「トロンショー」始まる（東京新聞）

2003年12月11日(木) 00時00分

　国産基本ソフト（ＯＳ）のＴＲＯＮ（トロン）がデジタルカメラや携帯電話といった機器に組み込まれた実例を紹介する「トロンショー２００４」が十日、東京都内で報道機関向けに公開された。一般公開は十三日まで。

　トロンの「生みの親」、坂村健東大教授は記者会見で、トロン搭載家電、機器向けのさまざまなソフトウエアをインターネット経由で配信、課金もする新流通システムを来年から開始すると発表。「ソフトの流通に拍車がかかる」と強調した。

　いつでもどこでもコンピューターを通じて情報やサービスを利用できる「ユビキタスコンピューティング」について討議する「第一回アジアユビキタス会議」も十日、都内であり、坂村教授は「機器に組み込むＯＳやモバイル分野は日本やアジアが特に強い」と述べ、連携を呼び掛けた。

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