2003年12月11日(木) 07時04分
来季ホームゲームの入場料金据え置き ベガルタ仙台(河北新報)
サッカー、Jリーグ1部(J1)ベガルタ仙台を運営する東北ハンドレッドは10日までに、2部(J2)に降格する来季もホームゲームの入場料金を今季と同額に据え置くことを決めた。
メーンスポンサーのジャパンヘルスサミットが撤退を表明するなど広告、協賛金収入の見通しは厳しい。来季はホームゲームが22試合に増える一方で平均入場者数の減少は避けられないと判断、「収入を安定的に確保することが必要」(フロント幹部)と据え置きに踏み切った。
また、サポーターの要望に応えて席割りを見直し、今季北側スタンドに設置した家族向けのファミリー指定席(約1100席)を南側に移し、その分サポーター自由席(約5000席)を拡大する方向だ。
仙台はJ1・2年目の今季、指定席SSを500円上げて5000円とするなど一部の入場料を値上げした。東北ハンドレッドは「J1復帰を目指す来季はチーム力を維持しなければならない。(値下げしないことに)反対の声もあるだろうが、理解と支援をお願いしたい」と話している。
仙台の今季リーグ戦ホーム15試合の総入場者数は約33万人で、1試合平均約2万2000人を集めた。今季の決算見通しでは、総収入約22億円のうち、入場料収入は最も多い8億6000万円(約40%)を占める。
(河北新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031211-00000008-khk-toh