2003年12月11日(木) 20時28分
被害ゼロでも登録取り消し 「モビット」類似のヤミ金(共同通信)
東京都は11日、UFJ銀行系列の消費者ローン「モビット」(本社東京)と類似の社名やロゴマークを使って営業し、商標権を侵害したとして、東京都世田谷区のヤミ金融業者「モビットシステム」の貸金業登録を取り消した。
実際に金を借りた客からの被害相談はなかったが、都はモビットから通報を受けて調査。「商標で信用させ、詐欺的行為をしようとしていたのは明らかで、予防的な措置が必要」として、被害の把握前では異例の行政処分に踏み切った。
都貸金業対策室によると、モビットシステムは7月に「T・N・C」の社名で都に登録。10月に社名と役員を変更し、ホームページや山口県下関市周辺で配布される情報誌で、低利の融資を宣伝していた。しかし、都の調査では、役員は名義を貸しただけだったという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031211-00000214-kyodo-soci