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日本政府の無償援助でフィリピン全土の公立高校に贈られたパソコンのうち152台が盗まれていることが同国貿易産業省の調べで分かった。同省は11日、調査結果を在マニラの日本大使館に報告する。
同省の調べによると、ルソン島パンパンガ州など7州の21高校で、01年末から03年11月にかけて、152台のデスクトップ型パソコンとパソコンの心臓部の中央演算処理装置(CPU)48個やキーボードなどの周辺機器が盗まれた。
情報技術(IT)分野での人材育成を望む比政府の要請に日本政府が応え、総額6億ペソ(約12億円)の資金を援助、全国の公立高校千校に計2万台のパソコンなどを01年末ごろから今年6月にかけて設置していた。
最近の事件は11月29日未明。パンパンガ州の高校でCPU20個とパソコン1台が盗まれた。国家警察は「CPUはヤミ市場で高く売れる。組織的な犯行だと思われる」と話している。一方、日本大使館は「遺憾な事件」などとして8日、事業を管轄する同省に報告を求めた。
(12/11 07:46)