2003年12月11日(木) 14時13分
ネット競売代金立て替え詐欺、会社員に実刑判決(読売新聞)
ネットオークションの代金立て替え払いサービスを悪用して現金をだまし取ったとして、電算機使用詐欺罪などに問われた会社員大川富志郎被告(40)に対し、東京地裁の中谷雄二郎裁判官は11日、「インターネットの匿名性を利用した悪質な犯行だ」と述べ、懲役2年10月の実刑判決を言い渡した。
判決によると、大川被告は今年3—4月、インターネット検索大手「ヤフー・ジャパン」が運営する「ヤフー・オークション」に、他人のIDとパスワードを勝手に使って参加。自分が出品したパソコンが落札されたように見せかけ、落札代金の立て替え払いサービスを提供している同社子会社から、計約150万円をだまし取った。発覚を防ぐため、漫画喫茶のパソコンを利用していた。同社は事件後、他人のIDやパスワードを使えないよう、誤って何度も入力すると、オークションを利用できなくなる仕組みに変更した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031211-00000205-yom-soci