2003年12月11日(木) 09時07分
MS、「定例パッチなし」の告知当日にパッチリリース(ZDNet)
Microsoftが12月のパッチはないと告知した12月9日、Windows Update経由でパッチがリリースされた。同社は10日、慌ててこの原因究明に乗り出した。
このパッチは11月の月例修正速報で公表された脆弱性に対応したもので、FrontPageの拡張機能をアップデート、個人のPCで悪質なコード実行に悪用される可能性がある脆弱性をふさぐ。
パッチプロセスの不具合が原因で、11月のパッチが一部のWindows XP搭載コンピュータに適用されていないとMicrosoftが気付いたのは12月10日午前。しかしこのパッチは9日夜、Windows Updateサービス経由で送信されていた。同社は現在、このパッチがなぜ、どのように再発行されたのかについて調査を進めている。
問題の脆弱性は、MicrosoftのFrontPageの拡張機能に存在するもので、Windows 2000/XP、Office XPに影響する。危険度は、FrontPage Extensions 2002にアップグレードされていない当初のままのWindows XPを除き、全システムで「緊急」評価になっている。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031211-00000001-zdn-sci