2003年12月11日(木) 01時59分

医療過誤：適量上回る睡眠導入剤で患者死亡　医師を書類送検　（毎日新聞）

　奈良県警捜査１課などは１０日、適量を上回る睡眠導入剤を投与して患者を死亡させたとして、同県下市町内の私立病院に勤務していた男性医師（３６）を業務上過失致死容疑で奈良地検五条支部に書類送検した。

　調べでは、医師は今年１月１４日、同病院で男性患者（当時１９歳）の脳波検査を行った際、睡眠導入剤を急激に投与してこん睡状態に陥らせながら、人工呼吸器などによる適切な処置を行わず、同夜、死亡させた疑い。同課は男性の血液中に占める睡眠導入剤の濃度が致死的状態にまで高まり、呼吸障害などを引き起こしたとみている。【野村和史】

［毎日新聞１２月１１日］ ( 2003-12-11-01:59 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031211k0000m040141000c.html