2003年12月11日(木) 00時29分
<おれおれ詐欺>被告に懲役5年 東京地裁実刑判決(毎日新聞)
息子や孫を装う電話で高齢者に現金を振り込ませる「おれおれ詐欺」を組織的に繰り返したとして詐欺罪に問われたヤミ金融の元店長、多田祐一郎被告(21)に対し、東京地裁は10日、懲役5年(求刑・懲役6年)の実刑判決を言い渡した。川口宰護(しょうご)裁判官は「親や祖父母ら肉親の情に付け込んだ卑劣な犯行。気持ちを踏みにじられた被害者の精神的打撃も大きい」と指摘した。
部下2人にはそれぞれ懲役3、4年、残る1人に同3年、執行猶予5年が言い渡された。判決によると、多田被告らは今年4〜5月、お年寄りら計22人から計3800万円余をだまし取った。多田被告はグループで「社長」と呼ばれ、仲間に「給料」を支払っていた。【渡辺暖】(毎日新聞)
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