2003年12月10日(水) 17時55分
円谷プロが2審も敗訴 ウルトラマンの海外利用権(共同通信)
テレビの人気番組「ウルトラマン」の国外での著作権、利用権をめぐり、制作した円谷プロダクション(東京)と、権利を譲渡されたと主張するタイの映画制作会社会長が争った訴訟の控訴審判決で、東京高裁は10日、1審東京地裁判決を支持し、会長に独占的な利用権を認めた。
問題となったのは「ウルトラマン」など7シリーズ約300本の作品。国外での複製権や配給権などを会長に独占的に許諾するという1976年3月の契約書があり、その真偽が争点となった。
北山元章裁判長は判決理由で、円谷プロ側が会長に負債があったことや契約書に円谷プロ側の社長印が押されていることなどから「契約書は真正に成立した」と1審同様の判断をした。
会長は日本留学中、ウルトラマンの生みの親とされる故円谷英二さんと知り合い、家族ぐるみの交際があった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031210-00000193-kyodo-soci