2003年12月09日(火) 21時13分
「不正アクセスではない」 住基ネット実験で長野県知事(共同通信)
長野県が住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)へ侵入する再実験で警報が出たとされる問題で、田中康夫知事は9日、県議会で「県が地方自治情報センターに監視を委託しているファイアーウォール(安全障壁)に不正アクセスをしたものではない」と述べ、不正アクセス禁止法に抵触しないとの見解を明らかにした。
田中知事はさらに「アラート(警報)は不正アクセス以外の何らかの要因によるものと考えている。実際、ほかの要因で警報が出ることもある」と述べた。
また県側は「(仮にセンター管理の安全障壁に侵入したとしても)県が設置し、センターに委託したものなので、法的に問題ない」と説明した。
再実験に踏み切ったことについて県側は「(1回目の実験で)ネットワークの中に安全性が低い、脆弱(ぜいじゃく)性が多数見つかった」と指摘、再実験は安全性を詳細に検証するためだったことを明らかにした。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031209-00000257-kyodo-soci