2003年12月08日(月) 00時00分
おれおれ詐欺被害 今年11件1500万円(朝日新聞・)
「その送金待って」
お年寄りが多い額田町 チラシで注意呼びかけ 身内を装って高齢者から現金をだまし取る「おれおれ詐欺」の被害が増えることから、岡崎署は、管内で高齢者が多い額田町の金融機関の窓口などに「ちょっと待て! その送金!!」などと書かれた「地域安全ニュース」のチラシを張り、注意を呼びかけている。
額田地区にある四つの駐在所のうち、宮崎駐在所の谷沢未知雄巡査部長が中心になり、独自で製作した。チラシは、町内の郵便局5カ所と農協4カ所の窓口や現金自動出入機(ATM)コーナーの目立つ場所に掲示した。
同署によると、管内の岡崎市と幸田、額田両町で今年に入って11件の「おれおれ詐欺」が発生し、被害額は1500万円にも上る。
いずれも高齢者の弱みにつけ込んだ悪質な犯行で、子供や孫になりすまして、交通事故を装ったものや「借金の保証人になって取り立てにあっている」という手口ばかりだ。ほかにも、「身に覚えのない請求書」を送りつけ、振り込みを迫る事件も今年に入って30件発生している。
同署は、被害を未然に防ぐため、電話を受けたときには、本人に再確認をするか家族に相談し、すぐに送金しないよう呼びかけている。
また、碧海信用金庫(本店・安城市)でも、預金口座を悪用した「不正な振り込み請求」や「おれおれ詐欺」「ヤミ金融業者などによる不正請求」などの被害を防ぐため、店頭にチラシを置き、注意を呼びかけている。窓口やATMでも職員が声を掛けるようにするという。
(12/8三河版)
(12/8)
http://mytown.asahi.com/aichi/news02.asp?kiji=8521
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