2003年12月08日(月) 23時01分
組み換え食品の輸入認可を否決=EU専門家会合(時事通信)
【ブリュッセル8日時事】欧州連合(EU)は8日開かれた専門家会合で、遺伝子組み換え(GM)トウモロコシの輸入認可を否決、閣僚理事会に判断を委ねた。EUが事実上行っているGM食品の輸入規制の解除が先送りされることで、早期の規制解除を求める米国の反発が強まりそうだ。
EUの欧州委員会報道官によると、理事会は早ければ来年1月にも、認可の是非を決める見通し。
加盟国の実務者が参加した会合はこの日、スイス農業化学大手シンジェンタが申請していたGMトウモロコシ「BT11」の輸入販売を審査した。会合ではEU加盟15カ国中、フランスやオーストリアなど6カ国が投票で反対したほか、3カ国が棄権。認可に必要な支持が集まらなかった。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031208-00000921-jij-bus_all