悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
消費者金融大手の武富士をめぐる盗聴事件で、武富士は８日、電気通信事業法違反（通信の秘密の侵害）容疑で逮捕された同社会長の武井保雄容疑者（７３）が取締役を辞任し、会長を退くと発表した。武井容疑者から同日午後、弁護士を通じて、事件への関与を認め、責任を取って会長を辞任する、との申し出があったという。
武富士の清川昭社長が８日記者会見し、武井容疑者の「一連の盗聴はすべて私が指示したものであり、私に全責任がある。深く反省し、心からおわび申し上げる」とのメッセージを読み上げ、「信じられない思いだが厳粛に受け止める」と話した。
武井容疑者は２日に逮捕された後、関与を否認。武富士では清川社長が２日の記者会見で、武井容疑者の無罪を信じると話していた。清川社長は「社内の調査で（武井容疑者が）関与を否定してきたためで、うそをついたつもりはない。会社による組織的犯行とは考えていない」と説明した。
武井容疑者への退職金の支払いについては決めていない。会長は当面空席とする。(12/08 20:13)