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警視庁などの捜査当局は、山口組への上納を隠蔽(いんぺい)するためのマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いがあるとみて確認を急いでいる。
州当局によると、梶山被告名義の口座は1つ。約3週間前に、市場の資本移動などを監視している警察当局から「(口座資金に)不審な動きが見られる」と通報を受け、口座を凍結。日本の警察当局にも連絡済みだが、具体的な銀行名は明かせないとしている。
梶山被告らによるヤミ金融事件をめぐっては、米連邦捜査局(FBI)の調べで、同被告が管理していたとみられる米カリフォルニア州の銀行口座などに計数百万ドルが入金されていたことがわかっている。
また、警視庁など合同捜査本部の調べでは、梶山被告は米国の高級カジノホテル名義で開設した日本国内の貸金庫3カ所に総額400万ドル(4億3000万円)の米ドル紙幣を隠匿していたことも判明。
このほか、額面総額27億円分の割引金融債を東京都内の証券会社で5回に分けて現金化していたことが分かっている。
警視庁では、梶山被告がヤミ金融で得た不正収益を複数の手口でマネー・ロンダリングしていたとみて、海外の捜査当局とも情報交換しながら捜査を進めている。
ZAKZAK 2003/12/06