2003年12月06日(土) 14時22分
ハンセン元患者とお風呂に 沖縄で宿泊拒否に抗議(共同通信)
ハンセン病元患者の宿泊拒否に抗議する署名を手にする(左から)安里綾乃さん、川満美幸さん、祖堅加奈枝さん=4日、沖縄県沖縄市
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熊本・黒川温泉の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」がハンセン病元患者の宿泊を拒否した問題を受け、沖縄県の学生らが「喜んで一緒に温泉に入ろうじゃない会!」を結成。ホテルに抗議する署名集めのほか、7日夜に元患者と湯船につかり、旅館・ホテル業関係者に受け入れを呼び掛ける。
会を作ったのは、沖縄国際大1年の川満美幸さん(19)、祖堅加奈枝さん(19)、専門学校生の安里綾乃さん(18)ら。3人は高校3年生だった昨年、沖縄県名護市の国立ハンセン病療養所「沖縄愛楽園」を訪問、元患者と交流を深めていた。11月末に宿泊拒否が話題になり、署名集めと元患者との入浴でアピールすることを決めた。
川満さんは「(元患者と)交流してきた自分たちに、何ができるかと考えた。ハンセン病を分かろうとしない人たちに、気付いてほしいと思った」と話している。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031206-00000025-kyodo-soci