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消費者金融「武富士」のテレビCMに登場する「武富士ダンス」を総合学習の時間に採り入れた愛知県稲沢市の市立小学校が、同社の盗聴事件発覚後、親からの抗議を受け、曲目の変更を余儀なくされていることがわかった。小学校側は「ノリのいい曲で児童たちも喜んでいたが、時期が悪かった」として、代わりの曲探しを急いでいる。
学校側によると、同校の4年生(約70人)は今年度、総合学習の時間を使って「踊り」を学んでいる。
「武富士ダンス」は、同社が家宅捜索される直前の11月中旬、担当教員らが話し合って採り上げるのを決めた。曲は3番まであり、子どもたちはすでに2番までマスター。来年の「6年生を送る会」で披露するのを楽しみにしていた。
しかし、親からは「子どもは事件の深い意味を知らない。だいたい消費者金融のCMを扱うこと自体、学校の判断力が欠如している」との声が上がった。校長は「盗聴事件が世間を騒がせており、保護者らの指摘も理解できる」と述べ、曲を変更する方針だ。
武富士のダンスCMは91年からテレビ放映を開始。レオタード姿の若い女性ダンサーたちのダイナミックな踊りで一躍ブームとなり、各地のフィットネスクラブでもレッスンメニューに採り入れられた。盗聴事件を受けて、CMは現在、放映を自粛している。
(12/06 16:04)