2003年12月06日(土) 19時09分
医療過誤相談に1000件 全国ホットライン(共同通信)
医療過誤問題に取り組む弁護士らでつくる「医療事故情報センター」(名古屋市)は6日、全国各地で実施した「医療事故ホットライン」に1000件近い相談が寄せられたことを明らかにした。
この日設置されたホットラインは、5日に実施した長野と13日に開設する宮城を除く45都道府県、計50カ所で、午前10時から午後3時まで受け付けた。長野県分(21件)を含めると計1018件に達した。
このうち患者の死亡は301件、脳障害を含めた後遺症は331件。内科に関する相談が全体の4分の1に当たる242件と突出して多かった。
相談の中には、2年間も肺がんを見落とされた揚げ句、別の病院で末期と宣告され亡くなった例や、出産時に帝王切開しなかったため子どもが脳性まひになったり、脳外科の予防手術で後遺症が出たりしたケースもあった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031206-00000107-kyodo-soci