2003年12月06日(土) 23時04分
<住基ネット>長野県の侵入実験で、管理側システムが異常検知(毎日新聞)
住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)の安全性を検証する長野県の侵入実験で11月末、地方自治情報センター(総務省の外郭団体)の管理するファイアーウオール(不正侵入の防壁)が異常を検知していたことが分かった。実験が自治体の管理範囲にとどまらず、センターの管理範囲にも及んだと認識されたらしい。総務省は「管理責任者(センター)の了解なしに実験した」ととらえ、不正アクセス禁止法に抵触するか否か検討している。だがセンターに県は「(法的に)許される実験をしただけ」と答えたという。
市町村が管理するサーバーはファイアーウオール(県が設置)を挟んで、センターが管理する全国のネットにつながっている。関係者によると、県は11月25〜28日、一つの村で追加実験として、持ち込んだパソコンでウオール手前(村管理)への侵入を試みたとみられる。だが一部作業がウオールへの不正行為と検知されたらしい。県は9月から実施してきた侵入実験の内容や結果をまだ公表していない。【西田進一郎】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031207-00000059-mai-soci