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個人情報のコンピューター処理化に伴うプライバシー侵害については82・2%が「多くなりそうだ」と回答。政府は今年5月の個人情報保護法の制定などでデータ漏えい、悪用の防止に取り組んでいるが、国民の不安解消につながっていないことが浮き彫りになった。
他人に知られたくない個人情報としては「年間収入・財産状態・納税額などの記録」が74・3%でトップ。「現住所・電話番号」が前回の10・9%から42・9%に、「学歴・職歴などの過去の記録」が14・2%から39・7%に跳ね上がり、情報技術(IT)社会の急速な進展を受け、自分の情報の流出に警戒感が強まっていることも裏付けた。
自分の情報が知らない間に集められていることが不安な人は61・4%(前回40・1%)、「預貯金」などの情報がコンピューターのミスで間違って処理されている心配も58・4%(同39・3%)に上った。
ただ個人情報の不適切な取り扱いによるプライバシー侵害の経験は「ある」が17・4%で、「ない」は77・1%だった。
銀行、信販会社など民間事業者のプライバシー保護に関しては、3人に1人以上の36・0%が「配慮していない」と不信感を示した。
調査は全国の成人男女3000人を対象に今年9−10月に実施。回収率70・9%。