2003年12月06日(土) 19時14分
武富士盗聴事件でシンポ 高松市で市民200人が参加(共同通信)
高松市で開かれた「武富士問題を告発する」シンポジウム=6日午後
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武富士の盗聴事件などで消費者金融をめぐる問題に社会的な関心が集まる中、高松市で6日、市民集会が開かれ、批判記事や著作をめぐって同社に損害賠償訴訟を起こされた弁護士やジャーナリストらが事件の内幕を説明、今後の展望を議論した。
多重債務者の支援団体などでつくる実行委が主催し市民約200人が参加。「武富士被害対策全国会議」代表の新里宏二弁護士やフリージャーナリストの三宅勝久さんらが意見を交わした。
新里弁護士は「批判封じに高額の損害賠償訴訟が使われている」と同社を批判。「盗聴だけの問題に終わらせず、政界や警察と癒着があったかどうか、全容解明が必要だ」と話した。
集会では評論家の佐高信さんも講演。「消費者金融やヤミ金をめぐる問題の背景には、日本の金融腐敗の構造がある」と国の責任を指摘した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031206-00000102-kyodo-soci