2003年12月06日(土) 11時54分
記録型DVD、ディスクとドライブの互換性わずか85%(ZDNet)
米国立標準技術研究所(NIST)が行ったテストで、記録型DVDディスクとDVDドライブの間には85%の確率でしか互換性がないことが分かった。
NISTはこの結果を12月4日に発表。「これはつまり、10種類のブランドのDVDディスクで録画した場合、少なくとも一つはうまく機能しないということだ。問題はDVDディスクがまったく機能しない、突然フリーズする、映像や音声が飛んでしまうなど多岐にわたる」と述べている。
DVDフォーマット戦争に詳しい向きなら、この結果に意外性はないだろう。記録型ディスクのフォーマットをめぐって規格が対立しているほか、青色レーザー技術でも別々の形式が存在している。
NISTのテストは業界団体のDVD AssociationとOptical Storage Technology Associationの協力の下で行われた。
NISTによれば、一つのディスクやドライブですべてに対応できるものはなかったが、新しいモデルのDVDドライブほど、古いモデルに比べると「はるかに改善が見られる」という。
今回のテストは14種類のDVD-ROMドライブと、50種類以上の記録型DVDディスクが対象となった。研究の第2段階として、NISTと業界団体は新しく登場してきたDVDの調査を予定している。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031206-00000003-zdn-sci