2003年12月06日(土) 15時01分

住基ネットの障壁が異常警報＝長野県の侵入実験で（時事通信）

　長野県が１１月末に同県阿智村で住民基本台帳ネットワーク（住基ネット）への侵入実験を行い、その際、ファイアウオール（障壁）が不正侵入の動きを知らせる警報を発していたことが６日までに分かった。
　総務省の自治行政局市町村課は「事前の了解もなく実験を行うことは、誠に遺憾。引き続き事実関係の調査と、不正アクセス禁止法などに抵触するかの検討を行い、県に対し、侵入実験の内容と手段について早急な説明を求める」とのコメントを発表した。
　警報を出した障壁は、市町村の管理部分と同センターが管理する部分の境目にあり、同センター側への不正な侵入を防いでいる。警報で不正侵入の動きを察知した同センターが、同村に問い合わせて分かった。この障壁は都道府県が設置費用を負担し、同センターが管理している。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031206-00000544-jij-pol