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警視庁捜査二課は、中川容疑者は盗聴をはじめ武富士が抱えていたトラブルを裏で処理する役目を担っていたことに、武井容疑者が配慮していたとみている。
関係者の話や業務上横領事件での法廷証言などによると、中川容疑者と同じように裏側でトラブル処理などをしていた警察官出身の総務課長が2年間の勤務で退職金500万円を受領。中川容疑者の元上司も報酬として1億円を受け取っていたことなどから、武井容疑者は「(中川にも)特別の報酬をやる」などと話したという。
武井容疑者は中川容疑者について「(裏の仕事をしているから)役員にはできない」「日常的に特別手当は出せない」とも話したとされる。
中川容疑者は2000年12月ごろ、ギャンブルなどで約1000万円の借金を抱え、武井容疑者が肩代わりしたこともあったが、再びギャンブルなどで多額の負債を抱え02年9月に退社した。
武富士の裏側に通じていた中川容疑者は、元上司から96年8月に「最後は身の安全を考えろ」とアドバイスを受け、責任をすべて負わされないように武富士の内部資料を集め始めたという。