2003年12月06日(土) 12時27分
全国52カ所で医療事故相談受け付け開始(日経新聞)
医療過誤問題に取り組む全国の弁護士らでつくる「医療事故情報センター」(名古屋市)は6日午前、「医療事故ホットライン」を開設、全国52カ所で被害者から電話相談の受け付けを始めた。
潜在的な被害の実態を把握するのが目的で、5日に先行実施した長野県では、医療過誤が疑われる21件の相談があり、うち患者の死亡は7件、重大な障害が残ったものが3件あったという。
ホットラインは2年に1度全国で開設され今回で7回目。深刻なケースでは、患者らに無料面談を実施したりして訴訟につなげてきた。
センターの堀康司弁護士は「常設の医療事故相談窓口があるのは全国の半分の地域だけ。臨時のホットラインの開設することで、相談先を示すことができる」と意義を強調した。〔共同〕(12:27)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031206AT3K0600R06122003.html