2003年12月05日(金) 19時42分

医療事故、泣き寝入りしないで！　被害者や遺族救済へ、きょう無料電話相談　／長野（毎日新聞）

　◇弁護士ら「情報センター」
　医療事故被害者の救済に向けた患者や遺族向けの無料電話相談「声をあげよう！医療事故」が５日、県内で行われる。医療過誤訴訟などを担当する全国の弁護士で作る「医療事故情報センター」（名古屋市）が６日を中心に全国５２カ所に窓口を設けて行う全国一斉相談受け付けの一環。泣き寝入りを強いられることが多い被害者が声をあげられるようにするとともに、被害の状況や事故後の対応などを全国規模で調査・集計する。
　同センターによると、全国一斉相談受け付けは９１年以来２年に１回続けてきたもので、今回が７回目。前回（０１年）までの相談電話は計４３０７本に上っている。
　同センターの会員で、県内の相談窓口役を務める村上晃弁護士によると、被害者は「病院と争っていいのか」「争うと、その後最適な医療サービスを受けられないのではないか」などの不安や、相談窓口がないことなどで泣き寝入りしていることが多いという。
　県内の電話相談は、長野中央法律事務所（長野市）の村上弁護士（電話０２６・２３５・１３２１）が５日午前１０時から午後３時まで受け付ける。【西田進一郎】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000005-mai-l20