2003年12月05日(金) 22時33分
固定資産税を誤って課税 千葉の9市町村が40年間(共同通信)
千葉県東金市など9市町村が約40年にわたり、建物の固定資産税の評価基準を誤って課税していたことが5日、分かった。9市町村は過去11年間に過剰に課税した延べ約19万5000軒分、総額約9億円を納税者に返還するが、それ以前は記録がなく、返還できないとしている。
東金市によると、誤って課税したのは同市と周辺の九十九里町、芝山町などで、同じ一部事務組合に加盟している。
資産価値の評価では本来、建物の状況に応じ4段階に分けて格付けすることになっているが、全部を上から2番目に格付けするなどしていた。
少なくとも1964年以降、こうした誤った課税を続け、88年に電算化した際も誤ったまま登録。3年ごとの評価替えでも気付かなかった。今年3月に千葉県からの指摘で発覚したという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000289-kyodo-soci