2003年12月05日(金) 20時04分
上原の代理人、法的措置は取らず=「誤解招く発言」の回答受け−プロ野球(時事通信)
巨人・上原浩治投手の代理人を務める加藤君人弁護士は5日、契約更改交渉をめぐる三山秀昭球団代表の発言に関し、名誉棄損の法的措置は取らないと発表した。同代表から、誤解を招く発言をしたことを認める回答があったことで、「当職と上原選手の名誉の回復がある程度達成された」としている。
三山代表は11月27日、上原投手の契約更改後の記者会見で、代理人交渉に必要な文書通知がなかったとして「加藤弁護士を代理人とは認めない」と主張。さらに「双方が知恵を出してこうした大人の対応になった」などと述べた。これに対して加藤弁護士は、「意図的に文書通知をしないことを球団と合意し、公式な代理人とならないことを図ったかのような事実はない」などとして、警告書を送付していた。
また、2000年11月のオーナー会議で合意した代理人交渉の文書手続きに関し、加藤弁護士は「選手会に確認したところ、ほかの代理人も名刺を渡すような形ですませていると聞いた。今後、選手会と日本プロ野球組織との間で統一のルールを作るよう求めたい」と話した。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00020450-jij-spo