2003年12月05日(金) 06時06分
選手会 上原全面支援を確認(スポーツニッポン)
代理人問題について、報道陣に話す古田
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選手会、猛反発!労組プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)の定期大会が4日、大阪市内のホテルで行われ、巨人・上原浩治投手(28)の代理人問題について巨人の対応を“糾弾”する声が噴出した。古田会長は「ファクスがないから代理人じゃないというのはおかしい。そんなルールも決められていない。誰が見ても今回のは正規の代理人交渉です」と選手会としての統一見解を示した。
会議では古田会長や松原事務局長から一連の代理人問題の経過報告があり、上原本人も事情説明を行った。古田会長は「巨人はいろんな都合があってああいう発言をされたと思うけど、12球団で決めた話ですからね」と語り、昨年代理人を利用した阪神・今岡も「巨人は認めたくないんでしょ。だからわけが分からないイチャモンをつけてくる」と語気を強めた。
巨人を糾弾する一方で、上原の立場を心配する声も出た。横浜・デニーは「何か球団から圧力がかかったりするのが心配」。すでに今オフの契約更改は終了したが、来季以降の交渉に不利益が生じたり、チーム内で孤立することを危ぐした。
上原は「選手会の方から経緯を説明してくれたんで僕の方からは何も話してないです」とだけ話し、険しい表情で会場を後にしたが、選手会の声は大きな励みになったはず。松原事務局長も「何より心配しているのは球団から圧力がかかること。今後も上原君の話を聞いて対処していく」と全面支援を約束した。(スポーツニッポン)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000003-spn-spo